こんにちは、はっこんです。
ボクは昔からある疑問がありました。
それは「根」と「屋根」という2つの言葉が似ているのに対し、
それらの英語「root」と「roof」も似ていることです。
しかも地面にあるはずの「根」がなぜ「屋根」に使われているのでしょう。
また、この書体だと「t」を上下反転させると、「f」になりますね。
なぜだかわかりますか?
偶然だと思いますか?だとしたら奇跡です。
ボクはこの疑問を中学を卒業する頃から持っていました。
当時の英語の先生に聞いても分からず、この謎は未解決のまま保留されました。
しかし最近になって、ふとこの疑問を考えることがあり、この際だから調べてみようと思いました。
「屋根」という単語の意味を調べると、
建物の最上面をなし、日光や雨・雪をさえぎり寒暑を防ぐための覆いとなる部分
とあります。
そう、「屋根」とは建物の最上面にあるものなのです!
それに対して「根」とは、地面の中にあるものですね。
なぜ地面の下にある「根」が建物の最上面にある「屋根」という言葉に含まれているのでしょうか?
この言葉の語源は旧石器時代まで遡ることになります。
旧石器時代から竪穴式住居が造られるようになりました。
竪穴式住居とは、地面を円形や方形に掘り窪め、その中に複数の柱を建て、その上から土、葦などの植物で屋根を葺いた建物のことを指すそうですね。

実際に見てみると上部を覆う植物が地面にまで届き、まさに「根」のようですね。
これが「屋根」という言葉に「根」が使われている理由でしょう。
さて次は「roof」の語源について調べてみましょう。
「roof」ですがゲルマン祖語「hrof」からきているようです。
屋根といいう意味の他に空や天という意味があるそうですね。
さて次は「root」です。
語源はラテン語の「radix」からのようです。
さらに「radix」の語源を調べると印欧語根の「wrehds」まで行き着きました。
うーん、「root」と「roof」の類似性は偶然っぽいですね。。。
この記事は書きはじめてから投稿するのに3ヶ月かかりました。
その理由は語源を調べてもまったく有益な情報が見つからないからです。
普段使っている言葉でもかなり奥が深いことを感じました。
根だけにね。
根といえば東日本大震災の頃にコーヒーのCMで流れた「根の歌」という歌があります。
当時からいい歌だなぁと思っていましたが、久しぶりに調べて聞いてみたらやっぱりいい歌でした。
よかったら聞いてみてください。
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