こんにちは、はっこんです。
今回の記事では森博嗣さんの『ψの悲劇』を読んだ感想を書いていきたいと思います。
※本記事は『ψの悲劇』を読まれた方に向けて書いたものです
※以降ネタバレを含みます、ご注意ください
『ψの悲劇』はGシリーズの第11作目です。
登場人物
- 八田洋久・・・・・・科学者
- 八田順子・・・・・・長女
- 矢吹葉子・・・・・・次女
- 矢吹功一・・・・・・その夫
- 矢吹翔太・・・・・・その息子
- 仙崎秋宏・・・・・・雑誌記者
- 大久保誠・・・・・・研究者
- 暮坂左人志・・・・・元刑事
- 吉野公子・・・・・・医者
- 島田文子・・・・・・研究員
- 鈴木・・・・・・・・執事
あらすじ
遺書ともとれる手紙を残し、八田洋久博士が失踪した。
大学教授だった彼は、引退後も自宅で研究を続けていた。
失踪から一年、博士と縁のある者たちが八田家へ集い、島田文子と名乗る女性が、実験室にあったコンピュータから「ψの悲劇」と題された奇妙な小説を発見する。
そしてその夜、死が屋敷を訪れた。
失われた輪を繋ぐ、Gシリーズ後期三部作、第二幕!
感想
前作『χの悲劇』からどのくらい経ったのでしょうか
本作は島田さん以外が初見です
これは本当にGシリーズなのかと疑ってしまいました
とはいえ島田さんすら今までとは異なりミステリアスな存在に
MNIに入会したのですかね、真賀田四季の下で働いているのでしょう
もしかしたら他の登場人物もこれまでの作品で登場した方だったのかも
八田洋久の失踪から始まる物語でしたが、年寄りの天才って天王寺翔蔵とダブりますね
てっきり鈴木は女性の家政婦だと思っていましたが、一応男性という設定だったらしいですね
結局タイトルの『ψの悲劇』は八田洋久が残した小説のタイトルでしたが、
正直言ってこの小説に何か仕掛けがあるのだろうと分かってしまいました
これを読んだ誰かが覚醒するのだろうと
でも鈴木がそうなるとは思ってませんでしたね、
主人公が犯人って『黒猫の三角』を彷彿とさせます
森先生らしい、、、
島田さんの逃走劇は臨場感があってなかなかおもしろかった
さすが天才プログラマなだけありますね
犀川とか西之園とかはもう死んでるのかな、、
『四季 冬』の時点では犀川の生存が確認されていますが、正直時系列の整理ができてないです
ラストで将太まで洋久になっていたのはゾクッとしたw
おそらくここから百年シリーズに繋がり、Wシリーズに行き着くのでしょう
真賀田四季が創造した世界になっていくと思うと、、
オラワクワクすっぞ!!
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