こんにちは、はっこんです。
日常生活で感じるささやかな疑問ってありますよね。
ボクは橋を通るときによくこんな疑問を抱きます。
橋って両端に橋名が書いてありますよね。
しかし、その橋名がひらがなだったり漢字だったり……
いつも気になっていたのですが、そんな大したことではないので放置していました。
せっかくなので調べてみたら、なかなかおもしろかったです。
そんなとこ普段見ないよと言う方のために、ボクが撮った写真を載せます。
この橋は品川区にある御成橋です。
テレビドラマ『結婚できない男』のロケ地であり、偶然近くを通ったときにせっかくなので写真を撮ったのです。
ちなみに橋の両端に付いている橋名が書いてある金属板を「橋名板(きょうめいばん)」といいます。
見て分かる通りひらがなと漢字で別れていますね。
これには歴とした理由があります。
実は橋は明確に入口と出口が決まっており、それを分かりやすく区別するために橋名の表記を変えているのです。
もっと詳しく言うと、
・入口は漢字
・出口はひらがな
というルールに則って橋名板を設置しています。
入口と出口を区別する理由とは?
そもそもなぜ橋の入口と出口を区別しているのでしょうか?
それは大正時代まで遡ります。
大正時代には、すべての道路の起点は東京日本橋にあるとされており、
日本橋に近い方を起点、遠い方を終点と呼んでいたとのことです。
橋名が漢字で書かれていた橋名板は起点側から見て左側に設置し、反対にひらがなで書かれた橋名板は終点側から見て右側に設置するルールになっているとのこと。
(例外もあるようです。)
いかがでしたか?
このように日常で生じるささいな疑問でも調べてみたら全然ささいではなかったりしますね。
皆さんも橋を渡る時は是非橋名板を意識してみてください。
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