西尾維新『掟上今日子の備忘録』

西尾維新

こんにちは、はっこんです。

今回の記事では西尾維新さんの『掟上今日子の備忘録』を読んだ感想を書いていきたいと思います。

※本記事は『掟上今日子の備忘録』を読まれた方に向けて書いたものです

※以降ネタバレを含みます、ご注意ください

『掟上今日子の備忘録』は忘却探偵シリーズの第1作目です。

あらすじ

眠ると記憶を失う名探偵・掟上今日子。

彼女のもとに最先端の映像研究所で起きた機密データ盗難事件の依頼がもたらされる。

容疑者は4人の研究者と事務員・隠館厄介。

身体検査でも見つからず、現場は密室。

犯人とデータはどこに消えたのか。

ミステリー史上もっとも前向きな忘却探偵、「初めまして」の第1巻。

感想

西尾維新という小説家の存在は以前から知っており、掟上今日子の備忘録はドラマでみた。

ちなみに本ブログにもこのタイトルから引用した部分がある。

いつか読んでみたいと思っていたが、あるきっかけが功を奏し、本作を購入するに至った。

まずありがたいことに主人公である掟上今日子がドラマの通り、新垣結衣で再現されることがありがたい。

隠館はもちろん岡田将生だ。

ちなみに調べたところ岡田将生の身長は181cmであり、隠館と10cmの差がある。

そんな野暮な事は放っておいて本作について記そう。

まず推理小説というのは事件に出会ってなんぼというとこがあるが、通常の推理小説だとこのあたりに違和感を抱いてしまう部分が多い。

なぜコナンは行く先々で事件が起こるのか、コナンには詳しくないが、そのような背景はぼかされるものだ。

しかし本作は隠館厄介という(名前からしてそうだが)巻き込まれ体質がはっきりと明言されているため、特に違和感も持たず読み進めることができる。

主人公の掟上今日子だが、1日で記憶がリセットされるという前代未聞の設定だ。

そんなんで探偵が務まるものかと思うが守秘義務の徹底や、彼女自身の推理力を合わせると理想の探偵体質と言えるのではないだろうか。

彼女がなぜそうに至ったかがとても気になることだが、おそらくいつか明かされるだろうと期待してしまう。

ちなみにドラマでは掟上さんは推理を語る際に「僭越ながら」というセリフをしばしば使っており、私も初めてその言葉を覚えたのだが、本作ではその台詞はなかった。

ドラマオリジナルなのかこれから出てくるのかも私にとってわずかな楽しみである。

私のお気に入りは第4話、掟上の眠気が限界になるシーンである。

「失礼……ですね。仮説は、……ありまふにゃにゃ」

とてもかわいいですね。

基本的に語り手は隠館が行っているが、『掟上今日子の備忘録』という作品は隠館が執筆したという事実が本作の最後に明かされました。

森博嗣のVシリーズみたいだな〜とか思ったり思わなかったり

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