こんにちは、はっこんです。
今回の記事では森博嗣さんの『ηなのに夢のよう』を読んだ感想を書いていきたいと思います。
※本記事は『ηなのに夢のよう』を読まれた方に向けて書いたものです
※以降ネタバレを含みます、ご注意ください
『ηなのに夢のよう』はGシリーズの第6作目です。
登場人物
- 加部谷恵美・・・・・C大学2年生
- 海月及介・・・・・・C大学2年生
- 雨宮純・・・・・・・C大学2年生
- 山吹早月・・・・・・C大学大学院M1
- 西之園萌絵・・・・・N大学大学院D2
- 国枝桃子・・・・・・C大学助教授
- 犀川創平・・・・・・N大学助教授
- 反町愛・・・・・・・西之園の友人
- 金子勇二・・・・・・建設会社社員
- 深川恒之・・・・・・数学者
- 久慈昌山・・・・・・研究者
- 椙田泰男・・・・・・美術鑑定人
- 真鍋瞬市・・・・・・芸大生
- 瀬在丸紅子・・・・・科学者
- 赤柳初郎・・・・・・探偵
あらすじ
地上12メートルの松の枝に、首吊り死体がぶら下がっていた。
そばには、「ηなのに夢のよう」と書かれた絵馬が。
その後も特異な場所での首吊り自殺が相次ぐ。
一方、西之園萌絵は、両親の命を奪った10年まえの飛行機事故の真相に近づく。
これら一連の事件に、天才・真賀田四季は、どう関わっているのか?
感想
いや豪華すぎやしませんか、、
各シリーズの主要キャラ大体でましたよね、
特に紅子が久しぶりすぎて、相変わらずの紅子節に歓喜!!
個人的には森博嗣さんの作品において2番目の天才と感じます。
そして最も天才の彼女はどこに?
紅子が真賀田研究所の地下に潜んでいると示唆した直後に、少女のシーンに移りました。
おそらくその彼女真賀田四季でしょう。
別の人格との会話も根拠ですが、文章から伝わってくる雰囲気が四季シリーズとほぼ同じものでした。
とりあえず心の刺さったのは冒頭で加部谷が海月に
「あ!海月くん笑った!」
これは良くないですねw
当の海月は何も感じてなかったとしても、、、
自分が言われたらやだなぁと思ってしまいました!!
これまでのGシリーズの通りネットで募った集団自殺と思いきや、ことの発端は単なる深川さんの思いつき?実験?とまぁ出来心のような形でした。
しかも当の深川さんも自殺してしまうという。
あとGシリーズってXシリーズと時系列的には同じなんですよね、本作では椙田が新しい事務所に引っ越す前なので小川令子はまだ雇われていないようです。
その代わり真鍋くんがいました、なぜか彼が登場すると安心感を覚えるw
まさか後の重要人物になる久慈昌山がGシリーズに出ていると思いませんでした。
最初に本作を読んだときはまったく気にもとめなかった、
再読はするべきということを痛感しましたわ。
ラストは思わず目が潤んでしまいました。
自分も犬を飼っているからでしょうか。
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